フェネ続き
前提知識:ネクソン版フェネックについて語るために必要なネクソン版メインストーリーあらすじ
ネクソン版フェネックについて考える本編。
ネクソン版フェネックを語る上で最も重要なのは9章9話だろう。8章エピローグでサーバルたちに真実を伝えなかったことを、本当に正しかったのかと自問するシーン。
そもそもフェネックはいつからこのことに気付いていた? いったい彼女はどれだけ悩んでこの結論を出したのだろう。
①サーバルとセーバルの関係
「セーバルはサーバルから『何か』を奪ったからあの姿になったんだよ」(6章15話)
②サーバルの「輝き」
「ともかく、セーバルが奪ったのは、きっとそのサーバルの“特別”な力に違いないわ」(7章エピローグ)
③セーバルと女王の目的
「セーバルはサーバルから奪ったハーモニーを使って明らかに“何かをしようとしている”
……多分、女王の命令を受けて、きっ抗状態を崩すための何か――」(7章エピローグ)
④セーバルのセーバルたる所以
「でも……セーバルは“特別”のおかげで、本来セルリアンが持つはずの無い自我を持っている。
それがどういうことか、分かる?」
「セーバルから、“特別”を取り上げると…… どうなっちゃうの……?」
「おそらく、セーバルは消滅する、だろうね」(8章12話)
⑤セーバルの運命
「でも、セーバルは最後に女王に“特別”を届けるためにパーク・セントラルへ向かってるんだよね? それは、つまり……」(8章エピローグ)
「でも……サーバルが取り返さなくても、きっとセーバルの運命は変わらない」(9章9話)
推論に必要な、事実の依存関係
フェネックはそれぞれの事実にいつから気づいていたか?
ネクソン版フェネックについて考える本編。
ネクソン版フェネックを語る上で最も重要なのは9章9話だろう。8章エピローグでサーバルたちに真実を伝えなかったことを、本当に正しかったのかと自問するシーン。
そもそもフェネックはいつからこのことに気付いていた? いったい彼女はどれだけ悩んでこの結論を出したのだろう。
①サーバルとセーバルの関係
「セーバルはサーバルから『何か』を奪ったからあの姿になったんだよ」(6章15話)
②サーバルの「輝き」
「ともかく、セーバルが奪ったのは、きっとそのサーバルの“特別”な力に違いないわ」(7章エピローグ)
③セーバルと女王の目的
「セーバルはサーバルから奪ったハーモニーを使って明らかに“何かをしようとしている”
……多分、女王の命令を受けて、きっ抗状態を崩すための何か――」(7章エピローグ)
④セーバルのセーバルたる所以
「でも……セーバルは“特別”のおかげで、本来セルリアンが持つはずの無い自我を持っている。
それがどういうことか、分かる?」
「セーバルから、“特別”を取り上げると…… どうなっちゃうの……?」
「おそらく、セーバルは消滅する、だろうね」(8章12話)
⑤セーバルの運命
「でも、セーバルは最後に女王に“特別”を届けるためにパーク・セントラルへ向かってるんだよね? それは、つまり……」(8章エピローグ)
「でも……サーバルが取り返さなくても、きっとセーバルの運命は変わらない」(9章9話)
推論に必要な、事実の依存関係
①→②┬→③┐
└→④┴→⑤
フェネックはそれぞれの事実にいつから気づいていたか?
①について
「……それにしても、けもの姿のセルリアン、かぁ。どうも、ムズムズするねぇ」(3章10話)とあるが、
この時点でフェネックが持っている情報は「“耳の大きなネコ科のけもの姿のセルリアン”」だけなので、この時点で③以降に気付くのは難しいだろう。
フェネックとセーバルが同じ場にいることがはっきり書かれているのは5章8話なのでそれ以降と考えるのが自然。
②について
「やー……それにしても“あの時”は本当大変だったよね」(7章6話)
のセリフにあるように、フェネック自身がけもの病院の奇跡を体験していることを踏まえると、①に気付いた時点で確信度が低くて良いなら当然気付いているだろう。
少なくとも6章エピローグでサーバルからけもの病院の話を聞いた時点で確信を持ったと考えられる。
「そっか、なるほどなるほど……」(6章エピローグ)
「この前の話を聞いて確信したけど、アニマルガールになる前のサーバルの事も見たことがあるよー」(7章6話)
というセリフや
「んー、そういえばさ、前、けもの病院に入院してたって言ってたけど……」(7章6話)
「ただの予想だったけど、やっぱりサーバルもあの“奇跡”を体験してたって確かめられたからね」(7章エピローグ)
に表れている通り、これらの事実を実際に聞く前にすでに予想していたことがわかる。
③について
これに関しては情報が少ない。
「また“次の場所”に向かってるのかなー」(6章12話)
の時点では、まだセーバルの目的に気付いていないと考えるのが妥当だろう。
プレイヤー(サーバル)の視点では
「コノチカラ、トドケナケレバイケナイ。セルリアンノジョオウノタメニ」(6章20話)
で明らかになっているが、この場面にフェネックはおらず、「コノチカラ」(サーバルが奪われたもの)が具体的に何であるのか、語られていない。
ただ、7章エピローグの時点では今後について滔々と語っていることを踏まえると、
「考えをまとめたら、後でサーバルやギンギツネに確かめるかなー」(7章13話)
のときに結論を出したのだろうか。
④⑤について
②にある程度確信を持てた時点で予想を立てることはできそうに思える。
8章12話でのサーバルの発言に対し
「もう少しよく考えた方が良いと思うなー」(8章12話)
と返していることから、フェネックはこのことについてすでにある程度"よく考えた"あとであることが示唆される。
ところで、フェネックがこのことにいつ気付いていたかによって意味が変わるセリフが存在する:
「なんにせよ、何とかしてハーモニーを返してもらわないとねー」(7章エピローグ)
個人的には、フェネックは⑤までたどり着いた上でこの発言をしていると思う。7章13話で考えをまとめている時にたどり着いたのだろう。
以上の考察から、おそらく7章13話の時点、遅くとも7章エピローグの時点でフェネックは⑤までたどり着いているだろうと考えられる。
以下諸々言いたいこと
・8章12話での冷静さは以上で説明がつく
・8章17話18話にフェネックがいないの、ほんとうに、ほんとうに……
・8章エピローグで、サーバルたちの前では結局言わなかったこのことを、アライさんの前では言ってしまうの、いいよね……
「……それにしても、けもの姿のセルリアン、かぁ。どうも、ムズムズするねぇ」(3章10話)とあるが、
この時点でフェネックが持っている情報は「“耳の大きなネコ科のけもの姿のセルリアン”」だけなので、この時点で③以降に気付くのは難しいだろう。
フェネックとセーバルが同じ場にいることがはっきり書かれているのは5章8話なのでそれ以降と考えるのが自然。
②について
「やー……それにしても“あの時”は本当大変だったよね」(7章6話)
のセリフにあるように、フェネック自身がけもの病院の奇跡を体験していることを踏まえると、①に気付いた時点で確信度が低くて良いなら当然気付いているだろう。
少なくとも6章エピローグでサーバルからけもの病院の話を聞いた時点で確信を持ったと考えられる。
「そっか、なるほどなるほど……」(6章エピローグ)
「この前の話を聞いて確信したけど、アニマルガールになる前のサーバルの事も見たことがあるよー」(7章6話)
というセリフや
「んー、そういえばさ、前、けもの病院に入院してたって言ってたけど……」(7章6話)
「ただの予想だったけど、やっぱりサーバルもあの“奇跡”を体験してたって確かめられたからね」(7章エピローグ)
に表れている通り、これらの事実を実際に聞く前にすでに予想していたことがわかる。
③について
これに関しては情報が少ない。
「また“次の場所”に向かってるのかなー」(6章12話)
の時点では、まだセーバルの目的に気付いていないと考えるのが妥当だろう。
プレイヤー(サーバル)の視点では
「コノチカラ、トドケナケレバイケナイ。セルリアンノジョオウノタメニ」(6章20話)
で明らかになっているが、この場面にフェネックはおらず、「コノチカラ」(サーバルが奪われたもの)が具体的に何であるのか、語られていない。
ただ、7章エピローグの時点では今後について滔々と語っていることを踏まえると、
「考えをまとめたら、後でサーバルやギンギツネに確かめるかなー」(7章13話)
のときに結論を出したのだろうか。
④⑤について
②にある程度確信を持てた時点で予想を立てることはできそうに思える。
8章12話でのサーバルの発言に対し
「もう少しよく考えた方が良いと思うなー」(8章12話)
と返していることから、フェネックはこのことについてすでにある程度"よく考えた"あとであることが示唆される。
ところで、フェネックがこのことにいつ気付いていたかによって意味が変わるセリフが存在する:
「なんにせよ、何とかしてハーモニーを返してもらわないとねー」(7章エピローグ)
個人的には、フェネックは⑤までたどり着いた上でこの発言をしていると思う。7章13話で考えをまとめている時にたどり着いたのだろう。
以上の考察から、おそらく7章13話の時点、遅くとも7章エピローグの時点でフェネックは⑤までたどり着いているだろうと考えられる。
以下諸々言いたいこと
・8章12話での冷静さは以上で説明がつく
・8章17話18話にフェネックがいないの、ほんとうに、ほんとうに……
・8章エピローグで、サーバルたちの前では結局言わなかったこのことを、アライさんの前では言ってしまうの、いいよね……
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