感想

正解するカド

うーん
・野崎まど脚本ということで気になっていた
のだけど、評価を見ているとクソアニメだとの意見が多く、どういうことなのと思いながら視聴
野崎作品は『2』までの6冊と、ご縁、know、劇場は読んでいる
(すなわちこの記事を書いている時点で刊行されているもののうち、バビロンとファンタジスタドール以外のすべて)
『2』までの6冊の簡易な感想はここ
・前半は面白い
地球外生命体とのファーストコンタクト、それによりもたらされる超科学的アイテム、そういった正統派SF
・(前半の記憶を消してから見れば)後半も面白い
一点だけどうしても納得できないのは、エピローグの「ザシュニナがもたらしたすべての超科学的アイテムが(手作りのワムを含めて)すべてその機能を失った」というところくらいで、他はまあ流せる範囲かなと。
唐突にデウスエクスマキナが降臨して圧倒的パワーをもって問題を解決するというラストの展開は、野崎まどっぽさを感じた。いいか悪いかは知らん。
沙羅花さんが異方存在であることは、見てたときには唐突だなあとしか思わなかったけれど、改めて考えると最終話のために必要なものだから、正当性より必要性の方が強くみえて、作者の都合でキャラクターが動かされた感じがする。
最終話のBL(?)展開は、むしろこの手のストーリーにありがちな、人間でない存在が感情というものに触れ、自身を制御できないほどに大きなものとなるというものなので、別に不思議ではない。ザシュニナが読書を通して感情らしきものを獲得していっているさまは、ストーリーが進む毎に彼が"人間らしさ"を増していることによっても描写されているので。
・ただ前半と後半が致命的に噛み合わない
前半は、超科学的アイテムによる世界の変革を、つまり(ワムに関連して国連がどうこうというくだりで顕著なように)世界規模の物語を書いていたのだが、後半は一転して、ザシュニナと彼を取り巻くごく個人的な物語に終始しているからだ。
後半をこういう形にするのなら前半でここまで"世界"を描写する必要はないし、そうでないなら後半でももう少し"世界"のことを気にかけて欲しかった
・スピンオフのノベライズが面白いらしい
そのうち読みたい

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