感想
絶対女王にゃー様1~3(完結)
良作
・あらすじに騙されてはいけない
例えばこちら(amazon)からあらすじを確認してみると、どう見てもエロラブコメラノベにしか見えないのだけど、そういう感じではなく、かなりシリアス成分多め。
・エロは多いのだけど。
所謂「Hチャ」の場面がいくつかあったりするけれども、エロメインの話かといえばそうでもない。
・3巻後半の衝撃はすごい。
2巻以降は、「だれがにゃー様か」が主人公の心を占めていたりする。
実際、にゃー様の正体はだれでもおかしくないのだけど、それが明かされる場面の衝撃と来たら。
まさかあの人があのポジションにいたとはね……。「錬金術」にはぞっとしたよ。
というか、いもうとが一番まともなキャラだったのか(驚愕)
・あえてくくったらギリギリ青春モノに入らないこともない?
ちょっと無理か(苦笑)
でも、割と"青春"的要素はいっぱいあって、思春期の倒錯した感じとか、俺はかなり好きだった。
直球でエロいので、その点が気にならなければ、ちょっと(かなり?)歪んだ物語として楽しめると思う。
好きな台詞や言い回しが多かったので引用を。
良作
・あらすじに騙されてはいけない
例えばこちら(amazon)からあらすじを確認してみると、どう見てもエロラブコメラノベにしか見えないのだけど、そういう感じではなく、かなりシリアス成分多め。
・エロは多いのだけど。
所謂「Hチャ」の場面がいくつかあったりするけれども、エロメインの話かといえばそうでもない。
・3巻後半の衝撃はすごい。
2巻以降は、「だれがにゃー様か」が主人公の心を占めていたりする。
実際、にゃー様の正体はだれでもおかしくないのだけど、それが明かされる場面の衝撃と来たら。
まさかあの人があのポジションにいたとはね……。「錬金術」にはぞっとしたよ。
というか、いもうとが一番まともなキャラだったのか(驚愕)
・あえてくくったらギリギリ青春モノに入らないこともない?
ちょっと無理か(苦笑)
でも、割と"青春"的要素はいっぱいあって、思春期の倒錯した感じとか、俺はかなり好きだった。
直球でエロいので、その点が気にならなければ、ちょっと(かなり?)歪んだ物語として楽しめると思う。
好きな台詞や言い回しが多かったので引用を。
1P44
「性欲っていうのは、生き物が独りにならないための装置なんです」
1P203
「ヒキコモリなんて言わないでください、あれは鬱症状の自室療養です」
2P202
「オナモミのこと、図鑑で調べた」(中略)
オナモミのギザギザした刺は、自分を守るために生やされたプロテクターではなく、ほかの動物の身体にひっかかるためのフックなのだ。独りでは行くことのできないところへ運んでもらうために、あの刺はついている。
「自分ではタンポポのように飛ぶことはできない。けれど遠くに行きたいから刺をつけているんだって、知ってる?」
3P59
香苗は輪玖にとって都合のいい女子だ。輪玖さえ望めば、彼女は何だって受け入れるだろう。けれど、その先にある自己嫌悪の奈落が、香苗の背後には透けて見えるのだ。
「性欲っていうのは、生き物が独りにならないための装置なんです」
1P203
「ヒキコモリなんて言わないでください、あれは鬱症状の自室療養です」
2P202
「オナモミのこと、図鑑で調べた」(中略)
オナモミのギザギザした刺は、自分を守るために生やされたプロテクターではなく、ほかの動物の身体にひっかかるためのフックなのだ。独りでは行くことのできないところへ運んでもらうために、あの刺はついている。
「自分ではタンポポのように飛ぶことはできない。けれど遠くに行きたいから刺をつけているんだって、知ってる?」
3P59
香苗は輪玖にとって都合のいい女子だ。輪玖さえ望めば、彼女は何だって受け入れるだろう。けれど、その先にある自己嫌悪の奈落が、香苗の背後には透けて見えるのだ。
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