感想

『ただ、それだけでよかったんです』

うーん
以下ネタバレ

・あらすじを読んだ時点では「はいはい、『秘密を守って死んだ』系ねー」と思っていた。
何かを守るために自分の命を使ってミスリードさせるやつね、と。
まあこういうのはたいてい主人公を守るためなんですよねー
ちょっと違ったけどちょっと合ってた。
・中盤まで読むと、加害者である主人公の行動が概ね事実だということが明らかになる
とすると先の推理は成り立たなくなる。
ではなぜ死んだのかとなると、まあいじめと同調圧力が主題の話ですから、要するに「1億人から1発ずつ殴られて死ぬ」ってやつですね
ちょっと違ったけどちょっと合ってた。
・エピローグ
は?
いや、わかる、わかるよ。あくまで呪縛から解き放たれただけなので、支えが必要という文脈はわかるけど、それにしたってその結末はなくないか。
たとえばこのエピローグがなければ、うんうんバッドエンドのよい物語だね、となるし、せめて"彼女"が登場しなければ、うんうんよい友情物語だね、となるのだけど。
このレベルの"救い"を与えるなら、やはり家庭の側の描写がもっと必要であるように思う。
・よく考えると、『裏切り者』の解釈に無理がありそう
いつ"裏切った"? 少なくとも、彼が「助けを求めていた」タイミングは存在しないように俺には思えるが。いじめの話をしているのであれば【お前は何を言っているんだ】としか言いようがないのだけれど。

そんなに好きではないけど、たまに読むくらいならこういうのもありかなあと思っていたのだけど、最後でう~んとなってしまった。う~ん

ようジャパ

31話

まだようジャパ版に関しては理解が進んでいないので、とりあえず思ったことを箇条書き
・8章エピローグ相当のストーリーがバッサリカットされてるから、ここのセリフはどうやってもネクソン版と整合性が取れないのが悲しい
・最初の質問の時点では、フェネックはすっとぼけるべきなんだよ。で、にも関わらず、アライさんが鋭く切り込んできたので、内心を話してしまう、という段階はやはり必要だと思う
・「みんなみたいにはいかないなー」というのは、一体何を指しているんだろう
フェネックが悩んでいるのは、そんなことではなくて、「自分のなした選択が、本当に自分を納得させるにたるものだったのか?」だと思っていたのだけど。

ネクソン版と比較して得た気づき
・これは以前にも述べたが、この場面が「"取りうる最善の行動を取らずに"サーバルを信じたという自分の選択が正しかったのかと悩んでいる場面」であり、「全てが決まってしまった後で、みんながいる場では切らなかったカードをアライさんにだけ見せる/見せてしまうフェネック」という図になるために、「でも……サーバルが取り返さなくてもきっとセーバルの運命は変わらない。それなら…………」というセリフと8章エピローグのやりとりは絶対に必要だと思う。
・今回新たに得た気づきとして、このシーンも、『信じること』がキーになってるという事がわかった。
全く無根拠に「今は迷わずアライさんについてくるのだー!!」というアライさんを、それでも信じてもいいかなと思ってしまうのと同様に、サーバルたちのことを信じてしまってもいいとフェネックは心を決めたんだな。
6章のサーバルの「大丈夫――――“私は”怖くないよ!」に通じるものがある。

感想

OneShot

ネタバレ全開なので未プレイの人は読まないことを推奨

○ゲーム開始前まで
・untertaleと並べて語られているところを何度か見ていたため、メタネタが仕込んであることまでは知っていた
○1周目まで
・冒頭の謎解きがわからなくて15分近く迷走した(半ギレ)
・それ以降は、終盤でエレベーターのボタンのテープがわからなくて攻略を見た以外は特に詰まるところもなく3時間少々でクリアできた。
・ストーリーについては「おまたせ いつもの 親の顔より見たセカイ系」という感じ
物語序盤で主人公がこっちに向かって話かけてきたときには、なるほどこういうタイプのメタネタかーと思っていたのだけど、主人公との細かいやり取りを重ねることで、プレイヤーにとって主人公の価値が高くなるように仕込まれていて、最後の選択肢に重さが乗るんだなあ。よくできてる。
・最後は左の選択肢を選んだ。
2分くらいまあまあ真面目に考えたらこうなった。まあ、明らかに回収されてない伏線(実績「再生」)が回収されそうな方、というメタい理由も多少あったが。
○2周目開始まで
・誘導が丁寧すぎんか?
同様の趣向のフリーゲームとして「テオとセァラ」(言ノ葉迷宮)をプレイしたことがあるが、このくらい(わざと)不親切でもよいように思う
○2周目(裏)
・と思ったけど、こっちが本編っぽいな。であるなら、2周目への誘導が丁寧なのはありだと思う。
・最初のうちはundertaleか?と思ったけど、後半はだんだん違う話になってきた
こういうSF好き。「この世界は全部偽物だ」みたいなメタフィクションはしばしばあるけど、この作品はそれに加えて、コンピュータの自我の話を絡めて、実存とは、意思を持つとは、みたいな話をする。
・メタネタパートを除いても、ストーリーが純粋に良い。
「この世界は全部偽物だ」と気づいた主人公が、しかし、主人公を助けるために犠牲になる人々を目にして心が揺らぐ感じとか。「この世界の始まり」に関与している3人が集結して最後の道を切り開くところとか。
○3周目
・表ルートを、世界観を壊さないように再プレイできるのはよい
・右の選択肢を選んでみた。「しんじるよ」の言葉が重い。
エンディングも、静かで雰囲気のある良いムービーだった。

ストーリーがかなり良かった。すき
プロフィール

hide(ハイド)

Author:hide(ハイド)

○やりこみとか

DQMキャラバンハートRTA
3:57:15

(11年5月21日)

GB版DQM2
低レベルボス攻略

(14年5月6日)

ぱるメロ
旧曲10780pts %表
ツアー3628630
(12年3月~14年9月)

ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊
RTA 2:49:59

(14年12月5日)

ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊
状況再現ありRTA 2:26:36

(15年3月9日)

DQM系データ

フリーノベルゲ攻略

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