感想

ジュエルペット 7期

良作
・日常もの
今までと違って特に目的があるわけではなく(一応あるが話のメインではない)、各話にもほとんどつながりはないので、いわゆる"日常もの"っぽい感じだった。ダラダラ見る分にちょうどよい
・単純にギャグを比較するなら、3期よりもこちらの方が自分にはノリが合った
パロディーネタも多いけれど、天丼が基本の印象だった
・擬人化
例えば漫画とかだったら違うのかもしれないけど、アニメだと声の印象が強い分、あまり合わないかなあと思った(ペットのイメージから抜けられない)。
ただ、個人的にはルーアだけはほとんど違和感がなかった。
・一番好きな話はキチガイ回5話(メロンパン)
それ以外だと21話B(パラレルワールド)、32話(A同窓会Bルナのメガネ)、あたりが好き
23話は全体を通してドラえもんのパロディー(リスペクト?)になっていて、むしろよく出来てるなと関心した。
・最終話の台詞は、ジュエルペットという一連の作品の区切りだと思って見ると感慨深いものがある
まあ僕は、その発言が向けられる主たる対象である幼女ではないのだけれども。

5ヶ月かけて駆け抜けたジュエルペットシリーズもこれで終わりだと思うと少しさみしい

感想

ダウトコール

佳作
・事件が起きる前にトリックが看破できてしまった
まさかこれで1冊もたせるとかないよな、中盤くらいで解けるんだけど第2の事件が起きるやつだよな、と思ったらそれで1冊終わってしまった。う~ん…
・ミステリ、あるいは科学の知識が少しでもある人なら「あああれね」の一言で終わるネタ
問題の本質が「なぜ遠くから声が聞こえたのか」なのだから。
このネタだけで1冊引っ張ること自体はできなくはないと思うのだけど、引っ張ってる間に何をしてたかというと何もしてない(相手が攻勢に出てきたので逃げまわるだけで手一杯だった)。それがどうも。
・ラストシーン、犯人が銃器を持ってることがわかってるのに無策で大立ち回りを演じるのは……
・「富士ミスっぽい作品教えてくれ」みたいなところで名前があがってたと思うんだけど、そうか富士ミスってこんなのなのか……
今まで読んだやつは、ちゃんとミステリしてるか、そもそもミステリしてないかばかりだったから、あんまり"っぽさ"がわからなかった
まあ当時のことは知らないからなんとも言えないけれど
・感想ググってたら、「次回はどんな感じの話になるのだろうか。まあ出ない可能性のほうが高いだろうな」って書いてる人を見つけて盛大に笑った

ミステリではなくラノベだと思えばまあ好きな人はいるでしょう
(ラノベとしても俺の好みではなかった)

感想

サノバウィッチ

昨年からtwitterで度々目にしたのだけど、機会があったのでプレイ
プレイ中の感想を時系列でつらつらと。
一応ネタバレは反転させたつもり

○1周目(NORMAL END)
・実行ファイル名がSabbatOf~とあったのでおいおいと思ったら、序盤で主人公がSon of the witchであることが明かされた
・いつもどおり、初見ではキャラクターを攻略するというよりは、物語の流れ・主人公の性格に沿った選択肢を選んだら共通ルートだけで終わってしまい、現実の厳しさを学んだ
・俺の頭が悪いからなのかもしれないけれど、魔女に関する説明を理解するまで3回くらい読みなおした。
特に「現在契約中を履行中の者」を「魔女」、「契約を完了した者」を「元魔女」のように言っているのかと思ったら、「契約により永続的な能力を得た者」も「魔女」と呼んでいて混乱を招いた。
・この時点では各キャラは 和奏>めぐる≧寧々>他2人 という印象
○2周目(紬)
・紬に関する話をさっぱり覚えてない
紬自身の願いが軽いもの(それを悪いこととは思わない)であるのも相まって、彼女自身よりもアカギの物語としての印象が強い。
このルートでは主人公一行の中で誰よりも成長しているのがアカギだろうから。
○3周目(めぐる)
・めぐるというキャラクターは、この物語の読者たりえるような層が感情移入しやすいように作られてるんだろうなと思ってしまい、その想定読者層の中心付近にいるであろう自分は、良し悪しを判断する以前にどちらかといえば批判的な視点で見てしまった。
・問題解決が先
エロゲーというものは「付き合う→問題解決→セックス」という展開をするというステレオタイプなイメージを持っていたのだが、このルートは問題解決が先で、そのあと付き合い始めるのがちょっと目新しかった。(エロゲーあんまりやったこと無いからわからない)
そのせいもあって後半は、(終盤を含めても)個人的には盛り上がりに欠けるとは思ったけど、後半はずっと平和にいちゃいちゃしてて幸せそうだったからそれもそれでありか
・基本的にエロゲの類は一歩引いた視点から見ているので、ニヤニヤシーンとみなされるであろう箇所でも「ピュアだなあ」と「童貞の妄想乙」って感想が同時に思い浮かんでしまった
どっちの感想を抱くほうが健全だろうか…(エロゲーをやる時点で健全でないという指摘も)
紬は服の代償として格好を、めぐるの友人は命の代償として(実質的に)人生を差し出していることを考えると、代償が発情である寧々さんは一体なにを願ったんでしょうかねえ…
○4周目(先輩)
・めぐるルートに似てる
ヒロインたちは「このままじゃいけない」と自分から行動しているのに、主人公だけ巻き込まれ型
とはいえめぐるルート前半ではめぐるのために自発的に動いてたし、自分のことに無頓着なだけと言えるからまあ咎める程でもないか
・そういえばヒロイン・主人公みんな孤独なんだなあ
寧々は代償のせいで、紬は見た目のせいで、めぐるは過去の出来事のせいで、先輩は孤児であるせいで、主人公はその能力のせいで
でも先輩は、特に生徒会で仕事もしてたし、他人とかかわらない積極的な理由もないから、ちょっと違うように思った。
・twitterでよくみる「紬ママ」という言葉に代表されるように、ヒロイン各位が母性持ちすぎで俺の好みではないなあと思っていたのだけど、主人公が幼いころに母親と死別してるという点で、一応ストーリー的には整合性が取れるようになってるのか
・紬/めぐるでは抱きしめられる側だった主人公が抱きしめる側に回ってる
○5周目(綾地さん)
・3周目で想像してたのとは違う感じの契約内容だった
かなり広く考えれば関連性が無くはないけど、そこまでいくとこじつけだよなあ
・孤独再考
「両親の離婚以降初めて~」などの描写があって、孤独であることの理由が別にあったと明示されたのだけど、先ほど先輩はちょっと違うと言った件については再考を要するなと思った。
結局のところ関わることで相手の迷惑になるなんて人間はあまりいないのだから、「他人とかかわらない積極的な理由」なんてものは基本的には存在しなくて、自分の気の持ちよう次第だ(紬に関しては微妙だけど)。
そう考えると、それについてどうこう言うのは「俺にとって理解できるものかどうか」という話に帰着されて、そこから先は作品内視点ではなくメタ視点からのキャラ解釈("~らしくない")あるいはむしろ自己分析になるなあと思った。
RESTART
・主人公視点になるまで
これがこの作品における魔法なんだよなあと思った。
それ以上を望むなら自分でどうにかしないといけないけど、子供には、あるいはそもそもそんなこと関係なく当事者以外には、どうしようもないことだった、と。
それでも、彼女が後悔していた自身の行動については、ちゃんと改めることができている。まあ、ここで何もしなかったら何のために過去に戻ったんだよって話になるのだけれど。
……そう思ってたからED後の展開にはちょっと首をひねった
・なってから
タイトルからしてそうだし、本編冒頭と同じ感じで進んでいってどっか途中で上手いこといくんだろうなとは思ってたけど、本編をうまくふまえているのがよかった
「だから責任をもって私達が楽しい思い出を~」っていうのは両親のことも踏まえた台詞になってるんだなあ
○6周目(仮屋)
・キッカケがラッスケというのが俺としてはあまり好きではないけど、まあそうでもないとこの2人はいつまでも進展しそうにないからなあ。

数学

友達から聞いた話

問題
pを素数とする。
x^2+y^2=1 mod p を満たすような0≦x,y,<pはいくつあるか?

元ネタは大学院入試らしい

回答
位数pの体Fpと{0,1,…,p-1}と同一視する
X:={(x,y,r)|x^2+y^2=r、r≠0}⊂Fp×Fp×Fpとする
・Xに次のように群構造を定める
a^2+b^2=s、x^2+y^2=rとなるとき
rs=(a^2+b^2)(x^2+y^2)=((ax)^2+(by)^2-2abxy)+((ay)^2+(bx)^2+2abxy)=(ax-by)^2+(ay+bx)^2
となるので、X上には(a,b,s)(x,y,r)=(ax-by,ay+bx,rs)によって二項演算が定まる
この演算に対し(1,0,1)は単位元
また(a,b,s)(as^-1,-bs^-1,s^-1)=(1,0,1)となるので逆元が存在
よってXは群
これより各r≠0に対しx^2+y^2=rを満たす(x,y)が存在すればその個数は等しい
・各r≠0に対しx^2+y^2=rを満たす(x,y)が存在すれることを示す
rが平方元なら自明
Fpの最小の非平方元をaとすればa-1は平方元だから
1+(a-1)=aと平方元の和で書け、任意の非平方元はaと平方元の積で書けることから分かる
・#Xを考える
Fp^*は巡回群なので、-1はpが4n+1型の時に平方元、4n+3型の時に非平方元
よってx^2+y^2=0を満たすようなものは(0,0)以外には
pが4n+1型のとき、a^2=-1とすれば各x≠0に対しy=±axがあり計2p-1個。よって #X=p^2-(2p-1)=(p-1)^2
pが4n+3型のとき、x^2+y^2=0⇔(xy^-1)^2=-1なので-1が平方元でないことに反する。よって#X=p^2-1
・以上より求める結論は
pが4n+1型のときp-1
pが4n+3型のときp+1


Xの群構造は天下りにも見えるが、二平方和定理(wikipedia)の証明を知っていたから思いついた。
これは面白い問題だった

感想

魔女狩り探偵春夏秋冬セツナ

大小さまざまネタバレあり(反転文字)

佳作
魔法ありミステリ
・魔法設定は良く出来てる
正式な魔女なら魔法の使用を管理されている(P98)ので犯人は正式な魔女でなく、そのため魂をストックしておくことは出来ないので、必ず「殺人→魔法」という順序でなければならず、(学園内では町中と違い、その辺の浮浪者を殺して把握されずに魂を調達するみたいなことが出来ないので)魔法が使われたならそれは事後工作に限るという点が面白かった。
逆に言えば学園という閉鎖空間ではミステリっぽい話を作るのは大変そうだとも思った(それも続刊が出ない理由?)
・惜しくも看破できず
「顔も指紋も潰して身元特定要素が丁寧に排除された死体が、その所持品によって身元特定される」とくればどう考えても入れ替わりトリック、ここまではよかった。
P83でセツナが言及している先入観云々の話とP107の「そう」をあわせて、これって淵名が井藤に変装してるのでは、と考えたのも良かった。
このあと第2の殺人が起きた時点でこの事をすっぱり頭から消し去ってしまったのが弱かった。嘘解決目前まで迫っていたのだからもう少し検討すればよかった
この時点では「魔法は事後工作に限る」ということがしっかり理解できてなかったので「まあ魔法で何でもありだしな」と推理を放棄してしまった。ルールを理解できてないのはミステリを読むときには致命的な頭の悪さ。
このルールと第2の密室を合わせれば嘘解決編に関しては紛れはないと思われる
・嘘解決編
嘘解決編用の嘘情報を地の文に書く(例えばP195「井藤さんと……いや、井藤さんの姿をした淵名さんと」前後など)のはあまり好きでない。
嘘解決編も全体的に茶番がすぎる(主人公ここまで熱演しないでしょ)って思ったけど、ここは不自然に思われない程度には頑張って演技しないと意味が無い箇所だから、よく考えたら当たり前である。

・真解決編
セツナがこれにたどり着けるのはわかるが、読者がこれにたどり着くにはセツナが気づいた理由(声)に我々は気づけない以上、セツナの思考をトレースするしか無いのでかなり厳しい。
一応セツナの思考が漏れている描写としてはP107「うん?」P128「いいや。だが、新しいアイテムを手に入れた。クオンの手柄だ」P149「サンプリングが悪かったら~」などがある。
実際に自分が読んだ時には、最後の1つから音がなんらかのキーになっていることは察せたのだが、前者2つの伏線を気に留めていなかったために、それが何を指すのかまではわからなかった

主人公の過去に関して未回収の伏線が大量にあるので気になるところではあるけど、2年以上経ってるから続刊はないんだろうなあ(2012/12)
プロフィール

hide(ハイド)

Author:hide(ハイド)

○やりこみとか

DQMキャラバンハートRTA
3:57:15

(11年5月21日)

GB版DQM2
低レベルボス攻略

(14年5月6日)

ぱるメロ
旧曲10780pts %表
ツアー3628630
(12年3月~14年9月)

ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊
RTA 2:49:59

(14年12月5日)

ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊
状況再現ありRTA 2:26:36

(15年3月9日)

DQM系データ

フリーノベルゲ攻略

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