感想(追記)

トリックスターズD (3巻)

良作
・やられ……てない
まえがきを読んだ時点でかなり身構えたから、登場人物紹介を読んだ段階でオチが読めたww
具体的には、1巻2巻の登場人物紹介にあった「語り手」という言葉が、この巻のところには書かれていなかったことから。
この、メタな点以外ではまったく真相に近づけなかったのだけどw
特に、P362で明かされる点に気付いてなかったのは、本腰を入れて読んでいないということがバレてしまうw
ミステリ読みなら、そして特にこのシリーズの1巻を読んでいるなら、「性別チェック」はきちんとすべきだよねえ……。
"彼女"の言動が矛盾しているように見えたのはそういう理由だったのか。
これだけが最後まで分からなかった。作中であからさまなほど「クロウリー三世」に言及されていたのになぜこれに気づけなかったのか。

勝利宣言がしてみたくなったので、感想でも何でもないことを書き散らして終わり。
(勝ててないというツッコミは受け付けない)

2巻は、魔術師初登場の時点で、漠然と「こういう話だったらいいなー」って思ってたのがその通りになったw
4巻は、ラストのP249「約束する。また煙草をやめられたら、日本に帰ってくる」がすごく印象的だった。
5・6巻は、ミステリとしても面白いし(仮解決編すら2段構えになってる)、何よりミステリとしては解決を見た後の、魔術師たちの物語の部分が面白い。
妹一行がやや余計だった気もするけど、ミステリパートに関しては全体として恋の話でそれなりにまとまってるし、いいと思った。
実際にはこれが最終巻になっているけれど、このあと続刊がなくても、いい意味で「俺達の戦いはまだ始まったばかりだ!-完-」となっていて、このあとを想像する余地があり、余韻が残るのが良い。

とても面白いシリーズだった。
けどやっぱり七番目の欺計はいらなかったんじゃね……?

感想

トリックスターズ

良作
・"魔術"が存在する現代を舞台にしたミステリ
帯には「これは推理小説を模った現代の魔術師の物語」とある。
ちゃんとミステリしているけれど、2度目は"魔術師"の物語として読んでも面白い。
誰を物語の中心に据えるかもまた一興。
・キャラクタが好き
"先生"みたいな、「好き嫌い」だけで行動して、それが許されるだけの実力と地位を持ってるキャラ好き。
それから、(この主人公の場合は一応、心を動かさないでいようと思うだけの理由があるのだが、)やれやれ系とでも言うべき主人公が、そういうキャラに絡まれるの好き。
仮解決編
これが倒叙的叙述モノだとしたら、P178~179あたりの地の文や時刻の計算がかなり怪しいし、P324~325も加えればまあありえないだろうと
。まあプロローグがあるし……
・5つ目の欺計まで
いくつかの重要な点に関しては「できない」と明言されているものの、"魔術"の有用性が厳密に規定されていないので、Howについては「物理トリックか、魔術で"どうにかした"」くらいテキトーなことしか言えそうにない。
『不可能命題』はあくまで「ロストタスク」、失われた技術であって、主人公たちの感知しないところで、誰かが復活させている可能性が否定しきれないし。
・6つ目の欺計
実は、あとがきを先読みしようとした時に、最後の1行がうっかり目に入ってしまったので、プロローグを読んだ時点で6つ目の欺計はわかっていたのだけど……
読み返して見ると、一番のヒントはP200の4行目が「過去と現在」ではなく「過去と未来」になっていることかなあ。
ネタばらし直前ではP383の「お前も気付いてるはずだろうが」とか。
・7つ目の欺計
一切注意を払ってなかったから見事に騙された。
P28の「最近は男女を問わず~」を見事に認識詐称されていたのが、読み返して一番面白かった。(ただの早とちりか…)
P118のスリーサイズとかが一番露骨な伏線かな。ネタばらし直前ではP402お泊りとか。
・凶器についての疑問
P251「あちらとこちらの距離はざっと見ても五十メートルはある」
P367「ナイフを、この屋上へ投げ込む。そこそこ距離があるが、向こうの棟には三階分の高さがある。それくらいは可能なはずだ」
とあるのだけれど、野球非経験の成人男性が遠投しても良くて60m~70mとかくらい(ググっただけの知識だから信憑性は微妙)だから、「ざっと見ても五十メートル」の先に、三階分の落差があるとはいえ、ボールではなく「ナイフ」を、しかも「女性が」「確実に」投げ込むことができるか、といわれるとかなり疑問。
P136「『偽装』っていう魔術で、まあ精巧な特殊メイクみたいなもんだな」
P235「(生体制御は)現代魔学ではほとんどが『不可能命題』のはずです」
とあるから肉体強化だできると思えないし、
P70「物理的干渉なしに物体を操作するという現象は(中略)『不可能命題』なのです」
より、一度手を離してしまえばもう干渉はできないのだから、この点は純粋な身体能力にのみ依存するようにみえる……


魔法が存在する世界のミステリ。
どうやら続刊はもっと面白いらしいからハードルを上げて期待してみる。

感想

絶対女王にゃー様1~3(完結)

良作
・あらすじに騙されてはいけない
例えばこちら(amazon)からあらすじを確認してみると、どう見てもエロラブコメラノベにしか見えないのだけど、そういう感じではなく、かなりシリアス成分多め。
・エロは多いのだけど。
所謂「Hチャ」の場面がいくつかあったりするけれども、エロメインの話かといえばそうでもない。
・3巻後半の衝撃はすごい。
2巻以降は、「だれがにゃー様か」が主人公の心を占めていたりする。
実際、にゃー様の正体はだれでもおかしくないのだけど、それが明かされる場面の衝撃と来たら。
まさかあの人があのポジションにいたとはね……。「錬金術」にはぞっとしたよ。
というか、いもうとが一番まともなキャラだったのか(驚愕)
・あえてくくったらギリギリ青春モノに入らないこともない?
ちょっと無理か(苦笑)
でも、割と"青春"的要素はいっぱいあって、思春期の倒錯した感じとか、俺はかなり好きだった。

直球でエロいので、その点が気にならなければ、ちょっと(かなり?)歪んだ物語として楽しめると思う。


好きな台詞や言い回しが多かったので引用を。

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余りが異なる(07/26大幅追記)

オンライン整数列大辞典に載っていなかったのでメモ

算トラ第4回の問1を見ていて思いついた問題
問い
2,3,…,Nで割った余りがすべて異なるような最小の自然数を求めよ。
ただし割り切れる場合は「余り0」として扱う。
※明らかに、(2~Nの最小公倍数)-1または2 は条件をみたすので、それより小さなものを探す問題


以下適当に回答

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ぱるメロ!

2014年7月16日、ぱるメロ歴約2年5ヶ月にて、旧曲のNOVを含む全パートで赤字を達成!!
(前回からの更新は4箇所(内3つがNOV)しか無いのだけど)

旧曲カシアンジェクーチルルリチェフラノヴァAノヴァ
24SP1001009910010010099999999
trap1001001001001001001009999
mag10010010010010010010010099
NH1001001001001001009910099
phi10010010010099991009998
SOR10010010010010099100999899
DoL10010010010010010010010099 99
eow10010010010010010010010010099
LoV100100100991001001009999

※DoLA.Nは実質100%

旧曲ポイント通信簿順位
総合107762位
35982位
35892位
カシ9001位タイ
アン9001位タイ
ジェ8992位タイ
クー8992位
チル8992位
ルリ8982位
チェ8982位
フラ8952位タイ
ノヴァ12862位


ちなみに全ての部門で1位には神が君臨しているので、全パートで、神に次ぐ順位となったことになる。

↓100スクショ4つ

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プロフィール

hide(ハイド)

Author:hide(ハイド)

○やりこみとか

DQMキャラバンハートRTA
3:57:15

(11年5月21日)

GB版DQM2
低レベルボス攻略

(14年5月6日)

ぱるメロ
旧曲10780pts %表
ツアー3628630
(12年3月~14年9月)

ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊
RTA 2:49:59

(14年12月5日)

ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊
状況再現ありRTA 2:26:36

(15年3月9日)

DQM系データ

フリーノベルゲ攻略

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