感想

DokiDoki Literary Club!

以下ネタバレは全て伏せ字にしていない
もし今後プレイする予定があるのであれば以下は読まないことを推奨する

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感想

Merry X'mas you, for your closed world, and you...

ノベルゲーム
こういうメタは好き。哲学。
最終盤のやり取りはかなり好きだけど、一方で、これってかなり「オタクが好きなキャラクター・やり取り」を意識して作られた場面だよなとも思えた。
読了まで4時間くらい。
明らかに"SFっぽい"雰囲気を感じるのにSFの気持ちになれなかったなーと思っていたけれど、よく考えると「""人間""ではないもの(エロゲー/ギャルゲーに登場する""リアリティーのない""ヒロインたち)とのコミュニケーションを通して、人間とはなにかを問う話」なので、かなり王道のSFだ。
少し前に左巻キを読んだので、終盤でちょっと似てるかなと思ったら作中で引用されてて面白かった。
この作品の主人公は決して外の世界から来たわけではなく、「外の世界から来た」という役割を与えられたキャラクターなのだと思う。

感想

自由落下

第8回ウディコン3位の作品。Ver1.11をプレイ
○電子ゲームブック
いわゆるADVとかノベルタイプのゲームなのだけど、さながらゲームブックのようなシステムになっている。
残念ながら自分は本物のゲームブックというもので遊んだことがないのだけど、おそらくそれとほとんど変わらない遊び方ができるようになっている。
・パラグラフ移動の指定はパラグラフ番号で行われるのだが、番号をクリックするだけでも飛べる
・アナログ同様、勝手なパラグラフから読む事もできる
・恐らくアナログでは一番厄介な(?)、アイテムの管理を自動で行ってくれるので遊びやすい
・履歴機能によって直前に見ていたパラグラフに戻ることが出来る
・ベストエンドを見た後は、各パラグラフの既読表を見ることができるようになり、隠しパラグラフを見つけやすくなっている
などなど、アナログとデジタルの長所を見事に併せ持っているように思えた
○ゲームとして
初見プレイでは、材料の選択に成功したものの、最後にフラグ立てをしていなかったためベストエンド到達ならず
そのあと2周目は選択肢をほぼ総当りしながら試していったのだが、14に行けには思わずヒヤッとした。ゲームブックを知らなくてもこのネタくらいは知ってからプレイして欲しい
そしてそのネタを踏まえた展開にはおおーと思った。
○物語として
いわゆるフィクションにおける"天才"というのは、"孤高の天才"タイプで書かれることが多いのだけど、これはそうじゃない。
天才であるがゆえに(あるいは因果関係が逆か?)、大きなバックがつき、最新技術を駆使し、最先端をいくことができる。それはすでに大きなプロジェクトであり、彼女の一存でことが大きく動きはしない。
けれどだからこそ、きっと歴史に名を残すのは彼女のような人物であって、主人公ではない。
それでも主人公は空を目指す。価値観こそ違えど、同じ空を目指す者として、彼女とも友好的な関係を築けるのだろう。

1時間ほどでさくっとクリアできる
ゲームブックというものを知っている人も知らない人も是非

感想

ウルフズエデン

良作
・エデンの園の話を下地にしたファンタジー
かつてアダムとイブが立ち去った楽園、今もその地を守る"神"である主人公の狼ロボ。
ある日そこへ飛行機が墜落し、ロボは1人の少女を助けた。自分の跡を継ぐ、次期神の候補として…
(なんかちょっと違う。あらすじまとめるのムズい)
人間臭い神であるロボと、無垢な少女白露の心温まる交流物語(だいたい正しい)
7つの大罪の名がついた「知恵の実」を1つ選んで食べさせる×8回で16のエンディング分岐
違いが出るのは終盤のみなので既読スキップで飛ばせば2,3時間で終わる
・エンディング
(以下、#1をhappy、#16をnormal、残りを(大罪名)good/badと呼ぶことにする)
happyを除けば、残りのエンディングを見るのはどれも難しくない。
好きなエンドはnormalと嫉妬good。後者は一見するとhappyよりも幸せな結末なんじゃないかと思う。
(happyを見たあとで、ロボがその内に秘めているものを考えると安易に断言はできないのだけど)
badだと強欲が一番好き。……と書くつもりだったのだけど、happyを見たあとで考えるとちょっと怖いエンドだ。
他だと傲慢badとかも印象に残ってる。
エンドによっては、唐突に謎展開になる。色欲badとか。
・難易度
初回プレイでnormalしか見れなかったのでhappyにたどり着くのは早々に諦めて答えを見てしまったのだけど、よくよく文章を読めばどれが正しい選択かギリギリ分かるようになっている。この選択肢のバランスは見事。
・バグ?
スキップを使うとやや飛ばしすぎてしまう。止まったところから少しログを遡って読みなおす必要がある。
1度以上エンディングを見たあとで「タイトルに戻る」を選択すると、タイトルではなく、直前に見たスタッフロール直後(=エピローグ)に飛ぶ。ただ、クリックポチポチしてしまう俺としては、最後の1文を読みなおすのが楽で嬉しい仕様だったけれどw

神話系ファンタジーがお好きなら

感想

舞踏

良作
・シナリオの鉄人参加作品
「立ち絵、BGM、背景としてごく限られた素材が与えられた下で、シナリオを作ってください」という趣旨の企画。
制約のある中で、正統派(=「制約を逆手に取った」系でない、の意味)の良作。
他の作品では学校内でほとんど話が完結しているものの、これは、学校はむしろおまけで、物語中の7割は学校じゃない場所が舞台。この制約のもとで、そういう話をつくろうという発想、そしてその上で面白い話になっているというセンスはすごい。
(余談だけど、「制約を逆手に取った」系で言えば、今のところ一番は『中夜の考察』)
・嘘世界史
世界史についてある程度の知識があったほうが、歴史捏造ストーリーを楽しめるように思う。
全く無い自分でも楽しめたが、読みながら色々ググったりした。
・キャラクタたちがいい味出してる
ヒロイン2人はもとより、お父さんとかもw
っていうか立ち絵2人分しかないのに、セリフあるキャラだけで何人出てきてるんだこのゲーム
・BGMのdemo002(アップテンポ曲)がものすごく印象的
多分、この後にするシナ鉄作品全てで、この曲を聞く度にこの話を思い出すだろうなあっていうくらい印象的。

シナ鉄の企画サイトと作者サイトともに消滅のため、webarchiveから落としてくるしかないのだけれど、入手自体は可能。
シナ鉄作品群はあと6作未プレイ。全部やったらざっくり感想書きますかね……
プロフィール

hide(ハイド)

Author:hide(ハイド)

○やりこみとか

DQMキャラバンハートRTA
3:57:15

(11年5月21日)

GB版DQM2
低レベルボス攻略

(14年5月6日)

ぱるメロ
旧曲10780pts %表
ツアー3628630
(12年3月~14年9月)

ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊
RTA 2:49:59

(14年12月5日)

ポケモン不思議のダンジョン
赤の救助隊
状況再現ありRTA 2:26:36

(15年3月9日)

DQM系データ

フリーノベルゲ攻略

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